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欧州市場序盤は欧州株やGLOBEXのNYダウ先物が軟調となったことから、ドル/円は93.25円付近へと下落。その後はしばらく93円台半ばでもみ合ったものの、米金融大手モルガン・スタンレーの第2四半期決算が予想を上回る赤字となり、米銀大手ウェルズ・ファーゴは過去最高益を計上したものの不良債権が増加したことが嫌気されるなどリスク回避の円買いが強まったことから、NY市場序盤にドル/円は一時93.10円付近まで下落。米大手金融機関のさえない決算を受けてNYダウは軟調に始まったものの売り込まれる展開とはならず、米住宅価格指数が前月比+0.9%と予想の同-0.2%より大幅に上振れたことも好感されて一時上昇幅を拡大するなど、前日終値を挟んで底堅い動きとなったことからショートカバーが強まり、NY市場序盤にドル/円は93.85円付近まで反発。また、前日の米下院金融委員会に引き続いて行われたバーナンキFRB議長の米上院銀行委員会での議会証言は前日の証言内容をほぼ踏襲した一方、「失業率の上昇が米景気回復の懸念材料となるのを防ぐため当分は緩和的な金融政策が必要になる」との見解を示したことがやや重石となったことや、NYダウが前日まで7日続伸したこともあり、一旦利益を確定する動きが強まったことを背景に終盤にかけて下げ幅をやや拡大したことから、ドル/円も93.45円付近まで押し戻された。結局NYダウは前日比34ドル安で引け、8日続伸とはならなかったものの、ナスダック総合指数は米アップルの好決算を背景に小幅上昇となり1996年9月以来の11日続伸となった。株式市場の楽観的なムードは継続しており、円の独歩高となる可能性は低いだろう。米国の景気回復期待や主要企業の業績回復期待を背景とした株高基調が継続した場合は、ドル/円も一進一退を繰り返しながら下値を切り上げる展開が続くとみる。
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