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先週末に開催された20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議での景気刺激策継続の合意を受けて、米国の低金利が長期間継続するとの見方が引き続きドルの重石となり、ドル/円も89円台後半で上値が重い展開となる中、欧州市場では英格下げ懸念を背景に東京市場で急落したポンド/円が買い戻されたことやGLOBEXのNYダウ先物の下げ幅縮小を受けてクロスでの円売りが強まったほか、ソブリン系投資家とみられる買いが入ったこともあり、ドル/円は一時90.15円付近まで上昇。その後は米重要経済指標の発表がなく、また翌日は株式・商品市場を除く米金融市場が退役軍人の日で休場となることもあり、ドル/円は方向感に乏しい展開となる中、GLOBEXのNYダウ先物の下げ幅拡大を背景にリスク回避の円買いがやや強まったことに加えて、藤井財務相がガイトナー米財務長官との会談後に「世界が通貨安競争を行うことは良くない」などと発言したことも一部では材料視され、NY市場序盤に89.75円付近まで反落。その後、NYダウは前日の年初来高値更新を受けて利益確定の売りが優勢となったほか、前日の引け後に発表された米金融保証大手MBIAの赤字決算を嫌気した金融株の下落が重石となったものの、米低金利長期化観測が下支えしたことから、前日終値前後で小幅の値動きとなり、結局前日比20ドル高で終了。また、米10年債入札が無難な結果と伝えられたものの為替市場への影響は限定的となり、NY市場終盤にかけてドル/円は89円台後半で方向感の乏しい展開が継続した。本日は中国の小売売上高や鉱工業生産といった経済指標が強い内容となるとの見方もあり、株式市場が多少反応する可能性はあるものの、ドル/円の方向性は乏しく現状水準で一進一退の展開か。また、今夜行われる藤井財務相の記者会見で円高是認的な発言が出る可能性があることから注意したい。
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