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欧州市場序盤は上海株が銀行の貸し出し規制観測などを受けて急落したことをきっかけに、GLOBEXのNYダウ先物も下げ幅を拡大しリスク回避の円買いが強まったことから、ドル/円は一時94.00円付近まで下落したものの、その後は欧州株が堅調となったことに加えて、欧州通貨や高リスク通貨を売ってドルを買う動きが優勢となったことから、ドル/円も95.05円付近へと急反発。NY市場に入ると米耐久財受注が5ヶ月ぶりの大幅な落ち込みになったことを受けて、米景気回復を巡る楽観的なムードが後退したことを背景にNYダウが軟調に始まったことから一旦94.65円付近まで下押ししたが、ユーロが対ドルで1.40台へと下落するなどリスク回避のドル買いが支配的となったこともあり、ドル/円も再度95円台を突破する展開となった。また、前日の米2年債入札に続き米5年債入札が不調となり、米国債が下落し長期金利が3.73%台へと急騰したことを受けて日米金利差が拡大するなど、悪い金利上昇がドル/円にとってはかえってサポートとなり、一時95.30円付近へと続伸。その後は本邦実需筋の売りオーダーなどにぶつかり94.85円付近へと後退したものの、公表されたベージュブックで景気判断を、前回の「米経済は引き続き軟調、もしくは悪化している」から「大半の地区で景気後退ペースは鈍化、あるいは低い水準で安定した」へと上方修正したことに支えられて、NYダウが終盤にかけて下げ渋り前日比26ドル高で引けたことから、ドル/円も95.15円付近まで持ち直した。株式市場の不透明感が強いものの、今回の株価急落の震源地が中国だけに、地理的・経済的に近い円は買いづらく、リスク回避のドル買いが突出する可能性があるだろう。本日のアジア株と日経平均が下落するようであれば、ドルへの資金シフトがさらに強まるとみる。
【予想レンジ】 ドル/円 94.30-95.60
【予想レンジ】 ドル/円 94.30-95.60
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