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欧州市場では米建設機械大手キャタピラーなど米主要企業の好決算が相次いだことを背景に欧州株が堅調推移となり、軟調な値動きとなっていたGLOBEXのNYダウ先物も一転して上昇幅を拡大する展開となったことから、ドル/円は一時94.35円付近まで上昇。NY市場に入ると米商業金融大手CITグループが「第2四半期の損失は15億ドル超となる見通しで、8月の債務交渉の結果によっては米連邦破産法の適用申請もありうる」と発表し、再び同社の破たん懸念が高まったことを背景にリスク回避の円買いが優勢となったことや、バーナンキFRB議長が注目された議会証言で「異例の低金利政策を長期間継続する可能性がある」と緩和政策の解除を急がない姿勢を示したことにより米長期金利が急低下したこと受けて、ドル/円は93.60円付近まで急落。また、米主要企業の好決算が続いたことが安心感につながり堅調に始まったNYダウが、米CITグループの破たん懸念やバーナンキFRB議長が景気に安定化の兆候がみられるとの認識を示す一方で雇用や個人消費に慎重な発言をしたことを嫌気し一時下落に転じたことを受けて、ドル/円はNY市場中盤に一時93.30円付近まで下押しした。しかし、NY市場終盤は好調な米主要企業の決算を背景にNYダウが前日比67ドル高で引け7日続伸となったことや、米ヤフーやアップルといった米ハイテク企業の決算が市場予想を上回ったことも下支えとなり、ドル/円は93.80円付近まで反発。バーナンキFRB議長が金融引き締めの必要性を強調しなかったことを受けて米長短金利は大幅に低下しており、ドルの上昇余地は限定されそうだ。一方、米主要企業の好決算と金利先高観の後退で株式市場の安堵感は高まっており、リスク許容度の回復による円売り安心感も高まるだろう。株価をみながら慎重な押し目買いスタンスを継続したい。
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