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欧州市場では東京市場でみられた日本勢のリパトリ絡みの円買いが一巡しショートカバーが優勢となったことに加えて、英第1四半期GDP確報値の下振れを受けて対ポンドでドルが強含んだこともあり、ドル/円は96円台へと反発。NY市場に入ると、米S&Pケース・シラー住宅価格指数が前年比-18.12%と予想の同-18.63%をやや上回り、米シカゴ購買部協会景気指数も39.9と予想の39.0より強い結果となったことを受けて米長期金利が上昇したことからドル買いが強まり、一時96.50円付近まで続伸。しかし、その後発表された米消費者信頼感指数が49.3と4ヶ月ぶりの低下となり予想の55.3も下回るなど予想外に弱めの結果となったことを受けて、米個人消費の回復期待が後退したことから上昇も続かず、また米住宅指標や米シカゴ購買部協会景気指数の上振れを背景に序盤は小高く推移したNYダウが、米消費者信頼感指数の予想外の低下をきっかけに売りが優勢となる中、一時前日比130ドルあまりまで下落するなど、その後も終始安値圏で軟調に推移したこともあり、ドル/円はNY市場終盤にかけて96.25-45円のレンジで上値が重い展開が続いた。米利上げ観測が後退する中、米株式市場もさえない展開が続いていることから、積極的にドルを買い進む局面ではないだろう。新四半期に入ったものの、週末は米独立記念日の休日を控えており、本格的な動きは来週以降となる可能性が高いとみる。株価に一喜一憂しながらも、95-96円台を中心に方向感の乏しい動きが続きそうだ。なお、先程発表された日銀短観では大企業製造業業況判断指数が-48と予想の-43より悪い結果になったことを受けて、やや円が売られたものの、現在のところ影響は限定的となっている。
【予想レンジ】 ドル/円 95.60-97.20
【予想レンジ】 ドル/円 95.60-97.20
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