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欧州市場序盤に中国人民銀行が「1つの通貨が世界の金融システムを独占するのは、深刻な問題である。一部の準備通貨への依存低減を世界各国に求める」との見解を発表したことを受けてドル売りが再開し、ドル/円はNY市場序盤にかけて95.30円付近へと下落。その後は米個人所得が前月比+1.4%と予想の同+0.3%を大幅に上回り、2008年5月以降では最大の伸びを示したことから一時的に95.55円付近へと小反発したものの、米個人消費支出が前月比+0.3%と予想通りとなったことから、所得増が消費に結びついていないとの見方が浮上しドル買いも続かなかった。また、米個人貯蓄率が15年半ぶりの高水準に達したことも嫌気されるなど米個人消費回復への期待後退を背景にNYダウが下落してスタートしたことに加えて、ロンドン・フィクシングにかけてはリパトリ関連の円買いも強まったことから、NY市場中盤に一時95.05円付近まで続落。なお、米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値は70.8と予想の69.0を上回ったものの、反応は限定的となった。その後は月末・四半期末で市場参加者の動意は薄く、95円台割れを積極的に試す動きもみられず、ここで下げ止まる展開となった。NYダウも前日の上昇に対する利益確定の売りや原油安を受けてエネルギー株が軟調となったこともあり、一時前日比70ドル超まで下げ幅を拡大したものの、終盤にかけては堅調な金融株に支えられて下げ幅を縮小し同34ドル安で引けたことから、ドル/円は95.30円付近に収れんした。本日は四半期末を控えて新規のリスクテイクに慎重な空気が強まり、ドル/円の上値は一段と重くなりそうだ。米利上げ観測が後退し、米長期金利も大きく低下している上、外貨準備のドル離れやドルの基軸通貨としての信認低下が再び関心を集める可能性が浮上しており、下値リスクは先週より増したといえるが下値ではドル買いがあり下げ止まるのではと考えます
【予想レンジ】 ドル/円 94.50-96.50
【予想レンジ】 ドル/円 94.50-96.50
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