FX初心者のかたへFX取引についてお伝えするブログ
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
欧州市場では上海株が前日の急落分を取り戻し大幅反発となったことから安堵感が高まり、欧州株やGLOBEXのNYダウ先物が堅調に推移したものの、ドル/円は94.50円付近で戻り売りにぶつかり頭打ちとなると、英財政赤字拡大などを背景にポンド/円が大幅に下落したことも重石となり94円台前半へと弱含んだ。NY市場に入ると米新規失業保険申請件数が57.6万件と予想の55.0万件より悪化したことを受けて、GLOBEXのNYダウ先物が下落に転じたことから、一時93.85円付近まで続落。その後、米雇用関連指標の悪化が重石となったものの、上海株の反発が安堵感を与えるなどNYダウが序盤から底堅く推移したことを背景に、ドル/円も押し目買いが入り下げ止まると、フィラデルフィア地区連銀製造業景況指数が景況感判断の分かれ目となるゼロを上回る+4.2と11ヶ月ぶりのプラスとなるなど、予想の-2.0を大幅に上回る強い結果になったことを受けて、NY市場序盤にドル/円は94.40円付近まで急反発。しかし、米景気先行指標総合指数が予想を下回ったこともありドル買いの流れも続かず、その後は米財務省が発表した来週の米国債入札が前月と同規模に落ち着いたことを受けて米長期金利が低下したほか、ユーロやスイスフランに対するドル売りにもつられて、NY市場中盤に一時94.00円付近まで押し戻され、結局94.20円付近に落ち着いた。NYダウはフィラデルフィア地区連銀製造業景況指数の大幅上振れを好感し終始じり高となり前日比70ドル高で終了するなど、投資家の恐怖心理度合いを示すといわれているVIX指数も25.09まで大幅に低下していることから、リスク回避ムードが下火となり、円の独歩高となるリスクは後退したとみる。しかし、「ドル高・円高」もしくは「ドル安・円安」とドルと円が常に連動しており上下とも一方的には動きづらく、本日も94円台を中心としたレンジ相場が予想される。95円台を回復し再び上昇気流に乗るには、米金利先高観の復活が必要となりそうです!
PR
この記事にコメントする