FX初心者のかたへFX取引についてお伝えするブログ
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
欧州市場序盤は欧州株やGLOBEXのNYダウ先物が前日終値付近での値動きとなる中、ドル/円も93.70円付近でもみ合いとなった。その後、NY市場序盤に発表された米第2四半期GDP改定値は前期比年率-1.0%と速報値の同-1.0%から据え置かれたものの、予想の同-1.5%を上回り、個人消費も速報値の前期比年率-1.2%から同-1.0%へと上方修正されたことが好感されて、ドル/円は一時93.90円付近まで上昇。しかし、すでに94.00円付近では戻り売り意欲が厚く頭打ちとなると、NYダウが前日まで7連騰となったこともあり利益確定の売りが先行し、序盤に一時前日比84ドルまで下落したほか、NY原油先物が70ドル台割れとなったこともリスク回避姿勢を強めたことから、ドル/円は93.45円付近へと反落。その後、新中型旅客機の納入時期発表が好感された米航空機大手ボーイング社株の大幅上昇が寄与したほか、NY原油先物の急反発を受けて石油株が買われたこともあり、NYダウが上昇幅を拡大する値動きとなる中、ドル/円も下げ渋る展開となった。しかし、米連邦預金保険公社(FDIC)が「問題を抱えた米銀は第1四半期の305行から第2四半期は416行に増加」と発表していたことがドルの圧迫要因となる中、株高・原油高を受けて対欧州通貨や対高金利通貨で大幅にドルが売られたことが波及し、NY市場終盤にドル/円は一時93.20円付近まで急落。その後はNYダウの上昇を背景としたクロスでの円売りに支えられて、ドル/円は93.55円付近まで持ち直した。NYダウは高値警戒感がある中、前日比37ドル高で終了し8日続伸となるなど、株安連鎖懸念が後退しており、円の独歩高のリスクは後退したといえよう。また、本邦企業の利益送金の話題も海外ではさほど盛り上がらず、米国の問題銀行増加を巡る懸念も株価が上昇したことで立ち消えとなる可能性が高いだろう。93円台前半では売られ過ぎ感が強く、週末の衆議院選挙を控えた警戒感もあり、94.00円付近へと持ち直す展開とみる
PR
この記事にコメントする