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欧州市場では米雇用統計を翌日に控えたポジション調整ムードがある中、中国政府が株式市場のテコ入れ策を打ち出すとの期待を背景に上海株が大幅上昇したことを受けて、緩やかなショートカバーが継続したことから、ドル/円は92円台中盤で底堅く推移した。NY市場に入ると米新規失業保険申請件数は57.0万件と予想の56.5万件とほぼ一致したことから反応は限定的となったものの、景気に慎重な姿勢を示すなど一部市場参加者が予想していたほどトリシェECB総裁の会見がタカ派的ではなかったことを受けて、対ユーロでドル買いが強まったことが波及したほか、米ISM非製造業総合景況指数が48.4と予想の48.0を上回り昨年9月以来の高水準となったことを背景に、NY市場序盤にドル/円は92.65円付近まで上昇。その後は米雇用統計を翌日に控えてNYダウが方向感に欠ける展開となり、小幅の前日比プラス圏で小動きが続いたことから、ドル/円も92円台中盤でしばらくこう着が続いた。しかし、個人消費の低迷が懸念される中、8月の米小売各社既存店売上高が市場予想を上回ったことや、米ISM非製造業総合景況指数の上振れに加えて、前日まで米金融機関を巡る不透明感から売られていた金融株が買い戻されたことも安心感を与えたほか、終盤は米格付け会社ムーディーズが米自動車大手フォードの格付けを引き上げたことを好感し、NYダウが引けにかけて上昇幅を拡大したことから、ドル/円は一時92.80円付近まで続伸。結局、NYダウは前日比63ドル高で終了するなど株安連鎖が一服しており、シカゴ日経平均先物も大証終値比40円高となった。本日も株価次第ではドル/円は93円台を試す可能性も出てきたといえよう。米金融不安に関しては続報がなく、話題性はやや低下するとみる。また、中国政府の株式市場テコ入れ策を期待して上海株がもう一段上昇する可能性もあるだろう。ただし、米雇用統計の下振れに対する警戒も強いことから、93円台では戻り売りにより上値は抑えられるとみる
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